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久木田 豊; 生田目 健; 竹下 功; 斯波 正誼
Nucl.Eng.Des., 102, p.225 - 228, 1987/00
被引用回数:5 パーセンタイル:50.7(Nuclear Science & Technology)冷却材喪失事故(LOCA)時にBWR MarkII格納容器内に発生する水力的動荷重に関して、大型装置による実験的研究を行った。広範な条件について実験を行い、この結果に基づいて、圧力抑制プール内での蒸気凝縮に起因する荷重の振幅が最大となる条件を同定した。荷重の振幅が最大となるのは、ベント管内の蒸気流速が30kg・m以下、プール温度が40C以下、蒸気中の空気重量割合が1パーセント以下の場合であり、このような条件は、中破断LOCAに際して発生する可能性が高い。
村松 健
JAERI-M 8119, 159 Pages, 1979/03
沸騰水型炉の冷却材喪失事故におけるECCSの性能評価のための計算コードTHYDE-B1及びTHYDE-B-REFLOODを開発した。前者は流体の保存式を積分型で解く、いわゆるノード・ジャンクションモデルを用いて一次冷却系内の流動現象を解析するものであり、各種ECCSの動作及び、燃料・構造材における発熱・内部熱伝導・流体との間の伝熱等を模擬する機能も持っている。その特徴は、小破断の場合の燃料温度計算上重要とされる炉心水位及び圧力の計算に適した特別のノードモデルを用いている点である。後者は解析の対象領域を炉心シュラウド内に限って再冠水過程における伝熱流動現象を解析して、炉心の各位置の再冠水時刻を計算するものである。その特徴はCCFFI現象等の炉心スプレイ水と意気流の水力学的相互作用の効果を考慮した解析が行なえる点である。